小さな秘密基地

YESのいい子卒業宣言!

22歳まで優等生、いわゆる「いい子」で生きてきた凡人が「個性と才能」を見つけ、自立するためだけのブログ

人に頼るし、自分で考えなくなる?読書にも4つデメリットがある

f:id:sue-adventure:20170909152340j:plain


本は知識を得るのに、うってつけのもの。

メリットしかない、そう考えている人は多い。

しかし、本も使い方を誤ると、人にとって害のあるものだ。

「時間」「お金」というわかりやすいものから、当然「思考」にも影響を与えている。

今回は、自分がそうだったからこその、読書のデメリットについて書きたい。

金と時間を奪われる

読書のデメリットは、金を時間が奪われているところ。

一般的にいくら良いこととされていても、この事実は変わらない。「自己投資」として読書は素晴らしいと説かれる反面、金と時間は減っている。

たとえば、1冊読書するのにどれくらいかかるだろう?

時間は、2~3時間。お金は、一般的なビジネス本なら800~1500円。

また、ちゃんと内容を理解して頭に入れるまでには、1冊を2、3周する必要も出てくる。すべて考えると、10時間は超えるレベルだ。

読書の元を取れているかと言うと、疑問が大きい。

ほんとうに読んだ分、生き方が変わっているのか。考え方や、行動に変化はあったのだろうか。

自分を見れば、そうじゃないとはっきり言える。

読書の悪循環は、こうだろう。

・著者の素晴らしい考えに触れ
・自分でも2、3日考え
・もとに戻る

基本、この繰り返し。けれど、時間と金は減り続けている。

怖いのは読書にもハズレがある点だ。

映画のように、感動するものから、観なきゃよかった!という駄作まである。それでも、駄作はまだマシな方。ムダだったと後悔できるから。

一番恐ろしいのは、中途半端な本だ。毒にも薬にもならず、ただ読んだという事実だけが残るもの。

良くも悪くもないため、2時間後には、忘れているありさま。

しかし、時間と金は減り続けている。

このデメリットは怖い。

知識ばかりになる

読書のデメリットは、知識ばかりになること。

読書をする人なら、誰もが通っている道だと思うが、こうなっているときが一番痛い。

本というくらいだから、なにかしら崇高なことが書いてある。

・成功者の考え
・最新の知識、ノウハウ

しかし、実際は知識を得ただけで、何も生活は変わっていない。

どれだけ人に、
「スティーブジョブスはこうした!」
「SEOって何の略か知ってる?最新のAIはこうだよ、知らないの?」
と話しても、自分は何も変わっていない。

頭でっかちになった人間が、1人増えただけ。

ひまつぶし、変わった気になりたい、そういう理由で読書をしているとき、知識だけの人になりやすい。

私がそうだったので、恥ずかしいが、ただの「読書中毒で、頭でっかちなやつ」に過ぎない。

読書をして人になにか語るなら、「試してみたんだけど、こうだったよ」といいたい。

試さないうちは、借り物の言葉で、自分を大きく見せているだけなのだから。

読みすぎて逆に不安になる

読書のデメリットは、読みすぎて逆に不安になること。

ノウハウ本のときは、そのまま実践すればいい。けれど、才能や進路がテーマの本を読むと、不安になるときがある。

なぜなら、どの本にも方法は書いてあるが、答えがない。正直、

私はこういう方法で見つけた、きみたちも見つかるかもしれないぞ。がんばれ!というスタンスの本も多い。

だから、読んでも答えが見つからず、不安ばかりが溜まりだす。

最後には「やっぱり、一部のすごい人たちだけに見つかるものなんだ」と諦める。

読書をしていなかったら、追い求め続けていたかもしれないのに。著者がだいたいエリートなことも、諦めることに拍車がかかる。

なぜ諦めてしまうのか?それは、

他人に頼りすぎているからだ

読書をすることは、他人に頼っていることでもある。もちろん、悪くはないが、頼りすぎてはいけない。

著者が100%、あなたに合った答えを与えるなんて、甘えだ。

たとえ、答えが見つからなかったとしても、諦めないで探す。

これくらいの覚悟は、あっていい。

考えなくなる

読書のデメリットは、考えなくなること。

読書は、マニュアルを読んでいることに等しい。あなたが特に考えなくても、答えが書いてあるから。

このときはこう、ここではあれ、と全部書いてあるのは、一見すると良い。

しかし、想定外が起きたときに対処できない可能性がある。

あれ?本に書いてないことが起きた。どうしよう、他の本に書いてないかな?

自分で考えず、本に頼るクセがついてしまう。

答えのないことは考えないようになる。

これは、学校教育と似ている。常に答えがある問題を解いていき、検索力だけ見事に鍛えられた。

結果、若者は考える力が弱い!

と言われる始末。

ここで、個人と社会どちらが悪いと書くつもりはない。

伝えたいのは、もしかしたら読書も、考えず、答えだけを求める行為ではないか?ということ。

疑問→読書→答えがない、考えない→さらに読書→ない→忘れる

これでは、答えのない問題は考えないようになる。

ふと気づいたら、自分がこうなっていることがあるから怖い。


読書するにしても、自分で考えることは放棄したくないものだ。