自己確立の前に、人を喜ばせようとすると、自己を失う。
他人のことばかり気にかけすぎて、自分が分からなくなっていた。
どうも、りーです。
人を喜ばせてあげたい、とても良いことですよね。
けれど、自己確立の前にやると、あるとき自分がないことに気づきます。
私もその一人で、自分があるつもりでない。衝撃でした。
今日は、他人を気にかけすぎる人が、どうやって自分と向き合うか書きます。
他人を気にかけすぎる人が、自分と向き合う瞬間
周りばかり気にしてきた人は、ある日、自分が無いことに気づきます。
私がとある宗教にいたころ話した友人で、こういう人がいました。
A「俺さ、区長の役職を辞めて、いち会員になったとき気づいたんだ。今まで他人のことを気にかけすぎて、自分がやりたいことがわからなくなってる。」
Aさんは周りから信頼されており、区長というまとめ役の仕事もこなせる人です。
しかし、区長という役職は、基本的に上からの指示を下へスムーズに伝える仕事。ある意味、自分の考えがなくても可能な仕事です。
もちろん貢献してるが、いざ役職がなくなると、自分は何がしたいんだっけ?
と、自分が無いことに気づく。そういう方の特徴は、
・真面目で人を喜ばせるのが好き
・人のやる気を出させるのが、比較的に上手
私もそうだったので、わかりました。
人に気を配り、役に立つことで、自分があるような錯覚。
会社を退職したあと、40年ぶりに肩書のない自分と向き合い、今から何をすればいいのか分からない。日本人に多いですよね。
別にこのタイプの人がダメだ!ではありません。
ただ、自己確立していないと、必ずつけが返ってきますよという話です。
なんか満足感がない。自由を与えられたけど、やりたいことが分からない。
人生のどこかで自分と向き合うシーンは、絶対にやってきます。20代かもしれないし、定年後かもしれない。
自己確立を後回しにして、会社、団体、上司、親の指示に従うことはできます。でも、それでいいですか?
じゃあ、どうやって自己確立をすればいいんだ?
特効薬があります。それは、
退屈に身を投じる
自己確立には、退屈が薬になります。
退屈は嫌ですか?当然です、暇ですから。
でも、良薬は苦しです。
人を喜ばせるのが好きな人は、他人の気持ちを読むのが上手です。信頼もされます。だからこそ、
・仕事が常にあり
・会社、団体、親はどうして欲しいだろう?
自分の前に、他人を考えるようにできています。ゆっくり一人になる時間がないということです。
可能な限り、予定を消してください。会社が、上司がなどのものさしも捨ててください。
そしてゆっくり、自分は何に興味があったか、楽しかったかなど考える時間を持つことが大切です。
他人ではなく、自分に語りかけてください。紙に書くのもオススメです。
一日じゃ見つからないと思います。一か月、二ヶ月でも悩んでOKです。人生で重要なことなので、そう簡単にポンと出てこないです。
簡単だったら、世の中にやりたいことがないという人が溢れてるわけありませんよね。
暇を愛してみる。
現代人は忙しいので、暇を意識して作るくらいでちょうどいいと思います。
自分について閃いたら、それを元に仕事をしてみたり、人と会ってみたりする。
そしたら、少しずつ自己確立に近づいていきます。
人を喜ばせることに専念するのは、自分が見つかってからでも十分間に合います。というかその方が、喜ばせる質もあがります。
自分と向き合うのを、後回しにしてはいけない。